車のお役立ち情報

車の雨の日対策はこうするべき!快適ドライブのコツを伝授!

雨の日の運転は、視界不良やスリップによる事故の危険があったりで憂鬱ですよね。

私が住む北海道では梅雨がないのですが、雨の日が続くと、いくら車での移動であっても外出が億劫になってしまいがちです。

そんな雨の日の運転も、なるべく気分良くできるような方法を、実際に私が雨の日に効果を実感したものを交えながら、元自動車整備士の視点で紹介したいと思います。

フロントガラスを綺麗に保つコツ3つ!

車を運転する時に、まず視界に入るのはフロントガラスではないでしょうか。

急な雨などに対応するには、やはりクリアな視界の確保が最重要!ということで、

私なりの考察と日常の心がけや行っていることを3つ紹介していきます。

 

まず1つ目が、ワイパーゴムのお手入れです。

ワイパーゴムは、直射日光や外気に晒されると劣化が進み、固くなったりちぎれたりして、雨やウォッシャー液のふき取りが悪くなっていきます。

自動車メーカーでも1年に1回の交換が推奨されているので、車検や定期点検などのタイミングで交換してもらう人が多いのではないかと思います。

私の場合、ワイパーゴムを長持ちさせたかったので、月に1回の洗車のタイミングで一緒にワイパーゴムに付着した汚れをタオルなどで綺麗にしたり、自宅に駐車する際は必ずワイパーを立てるなどの対策を講じました。

ワイパーを立てる理由は、ワイパーゴムの向きに癖が生じて、片側方向のふき取りが悪くなることを防ぐためです。

これらの対策のおかげで、私の車のワイパーゴムは、冬用ワイパーを使用することなく3年間性能をキープできました。

 

2つ目は、フロントガラスへのコーティングです。

フロントガラスに付いた雨を素早く除去するためには、コーティングも手段の1つです。雨を滴にして走行中の風圧で弾いてくれるだけでなく、虫の汚れなども付きにくく落ちやすくなり、一石二鳥だと思います。

コーティングの種類はさまざまですが、すべてに共通して言えることは、施工する前にガラス表面をとにかく綺麗にすることです。〇万円するコーティング剤でも下地処理がおろそかでは、効果も持続期間も満足したものが得られません。

ちなみに、撥水性分を含んだウォッシャー液を使用すると、ワイパー周辺の黒い樹脂部品が白く変色してしまったり、ワイパーのふき取り部分以外に白い膜のような、洗車でも落としきれない汚れが堆積してしまうので、コレだけはおすすめできません。このような状態になった車を整備士の頃に何台も見てきました…

さらに補足情報として、フロントガラスにコーティングを施工した場合、通常のワイパーゴムをそのまま使用すると、ワイパー作動時のビビリや余計な音の発生が懸念されるので、シリコーンゴムなどを使用した商品に交換することもおすすめです。

 

3つ目は、フロントガラス内側の清掃です。

雨の日の湿気や寒暖差の影響で水分がガラス内側に発生することにより、水垢のような軽い汚れが堆積していきます。結局は何も触っていなくても汚れます。

この汚れは、夜間のライト点灯走行時に分かりやすく見える印象です。ガラス外側は綺麗なのに曇ったような見え方をしていれば、ガラス内側の汚れかもしれません。

この汚れは、精製水をかけたタオルで水拭きしたあと、ガラスの水分が乾く前に空拭きすることで吹き残しもなく綺麗になります。

サイドミラーにもコーティングが有効!

サイドミラーも走行中の視界確保に欠かせないものの1つですよね。

何も対策をしていないと、たくさんの雨が付着して後方視界が悪くなり、運転の妨げになってしまうと思います。

最近は、ミラー部分に水を寄せ付けない「完全撥水」コーティング剤なんてものも販売されていますね。これは私も強くおすすめします!

「施工前に鏡部分を綺麗にし水分を除去し、コーティング剤を鏡全面に吹き付けたあとに十分乾燥させる」という工程が必要ですが、綺麗に施工できれば1か月以上なんて平気で持続してくれます。

整備士の頃、工場に出入りしていた業者さんからお試しで購入させていただいてから現在まで、ずーっと同じ商品を愛用しています。雨も雪も寄せ付けないので、本当にいい商品だと思います。インターネットでも販売されていますので、ぜひ探してみてください。

注意点ですが、フルサービスのガソリンスタンドに行くと、窓ガラスの清掃サービスの一環でドアミラーも綺麗に拭いてくれちゃいますので、せっかくのコーティングを除去されないように、あらかじめ「ミラーは拭かなくて良いです」など、一言申し伝える必要が出てきます。

 

今回は、雨の日の運転の視界不良を解消するための対策を紹介しました。

急な天候不良にもしっかり対応できるよう、日頃のケアを心掛け、楽しいドライブを満喫しましょう♪